神経筋疾患

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神経筋疾患

2020/01/25

筋萎縮性側索硬化症(ALS)※や筋ジストロフィー症などの筋力が失われていく疾患での理学療法の一番の目的は、呼吸(換気)機能の維持だと思います。
リュウマチやパーキンソン病でも同じですが、動かしづらい筋肉を動かしていくのにボイタ法は大変便利な方法です。特に脊椎周囲の細かな筋肉を動かす方法は他にはないように思えます。
呼吸機能の低下はいろいろと厄介ですね。
呼吸機能が低下すると、風邪をひきやすくなりますね。風邪がもとで……ということはよくいわれます。
風邪をひくと動きづらくなります。動かないと筋肉は動かしづらくなります。呼吸のための筋肉も動かしづらくなりますので呼吸がしづらくなります。痰もたまりやすくなり、さらに呼吸がしづらくなります。つらさで食事も取れなくなります。長く寝た状態が続くと筋肉の動かしづらさが、筋力低下に変わってきてしまいます・・・。これらの連鎖が続くと・・・難しい問題になってしまいます。
 

また、病気がまだ進行せずある程度動ける状態であったとしても、呼吸が十分にできていなければ疲れやすく、やっておきたいことが十分にできません。これ もつらいことです。
呼吸をするには、胸椎や肋骨の運動性が大切になります。これはボイタ法で改善できることです。しっかりと生きてほしいと思います。

※筋萎縮性側索硬化症・・・脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロンが侵され、手足・喉・舌・呼吸に必要な筋肉が徐々に痩せて力がなくなっていく病気

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