滋賀・京都市を中心として訪問整体を行うからだ相談室の大人の方のボイタ法

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大人の方のボイタ法

大人の方のボイタ法

ボイタ法って、どうしてこれで痛みが治るのですか?

「ボイタ法って、どうしてこれで痛みが治るのですか?」
「お友達にボイタ法を紹介したいのだけれど、どう説明したらいいのか困っています」などと、大人の方にボイタ法をしているとよく言われます。

私自身も、皆さんにわかるように短く簡単に説明することが難しいので、大人のからだの調整を行う【からだ相談室】で行っている大人の方の施術についてお話しすることにします。

筋肉の動きが正しくないために痛みが起こる

施術の最初にからだの痛みや不具合、要望をお聞きするのはもちろんですが、次に運動や姿勢、関節の状態がどのようになっているのかを慎重に正確に観察します。
なぜそうするかというと、まずは痛みの原因を「筋肉が正しく動いていないことで関節が正しく動いていない」「姿勢が崩れていることで一部の筋肉に過剰に分が入っている」と考えます。そして、筋肉の動きを調整し、関節の動きや姿勢を正しくすることで、痛みを和らげたり、時にはなくしたりします。ですから、痛みがある姿勢や関節が、どのように正しい状態からズレているかを、まずは正確に把握し理解する必要があります。

関節や姿勢の状態を説明する

O脚の方への説明の一部を紹介しますと、「骨盤が開いているので股関節自体が外を向いていて、さらに股関節で太ももか外を向いていますね」「そして、太ももは外を向いているのに、足先を前に向けようとするので、膝関節は内側に捻じれてしまっています。膝が捻じれていることで、太ももの前の筋肉の力がうまく脛に伝わらず、膝関節が正しく動いていません」
姿勢や関節の状態を説明し、考えられる痛みの原因をお伝えします。大きな鏡があれば、それを目で確認してもらいます。

ボイタ法で筋肉の動きを整える

次に試験的なボイタ法を行います。
まずは「横向け」のボイタ法をして、骨盤が開いているのを内側に向けます。次に、膝関節の内捻じれと股関節で太ももが外を向いているのを「うつ伏せ」のボイタ法(反射性腹這いのこと)で治します。
施術後、よくなられた場合は、さらにその姿勢や運動を観察して、残った問題に対しボイタ法を行います。
「骨盤の開きはある程度治ったのですが、腰の反りが残っていて、背中は丸みが強いですし、少し右側に捻じれています。首の左右差が少しありますね」
「仰向けに横になってください。「仰向け」のボイタ法をします」このように、関節や姿勢の観察とボイタ法を繰り返し、からだを整えていきます。

しばらくすると元に戻る

「この前ボイタ法をしてもらった後、2~3日は調子がよかったのですが、また具合が悪くなりました」
「元に戻ってしまいましたか?」
「前のようなしびれる痛みはないですがだるいです」
施術をする中でよくする会話です。
ボイタ法でからだを整えても、ある程度時間がたつと元に戻ってきます。その時間はからだの状態で違うのですが、半日から数日だったりします。しかし、中には戻らない方もいます。
戻るのは、ボイタ法で整えたからだの状態を保てないということなのですが、例えば、出産により骨盤の一部がズレて痛みが出ていた方は、元々出産までは元気に動いて出産前後に骨盤がズレたとすれば、その期間は数カ月から1年強ということになります。このような方は、骨盤のズレを治してあげると、本人がびっくりするほど痛みが取れ、スムーズに動けるようになります。そして多くの場合、元には戻りません。施術の回数は2、3回程度です。
元々正しく筋肉を動かすことができ、問題のあった期間が短い場合には、その問題を取り除いてあげるとすぐに治ってしまいます。
しかし、年齢により筋力が低下気味の方が、長期間骨盤が開いていた場合などは、ボイタ法で骨盤を整えても、その整った状態での腹筋の使い方を長い期間(数年、十数年という時間です)していなかったので、短い時間(半日から数日程度)で戻ってしまいます。
しかし、すべてが元に戻ってしまうわけでもありませんし、元に戻る前に次のボイタ法を行い、徐々によいからだの状態を積み上げていきます。

ボイタ法の後の痛み

ボイタ法をした後、翌日~2、3日たつと思いもよらないところに痛みが出ることがあります。筋肉痛であることが多いのですが、関節痛や神経痛の場合もまれにあるように思います。
例えば、O脚などの膝関節が捻じれた状態を治した場合、捻じれていたために膝蓋腱(膝蓋骨※と脛骨に付着しつなぐ靭帯。太ももの前面の大腿四頭筋の張力を脛骨に伝える)に大腿四頭筋の張力がうまく伝わっていなかったものが、捻じれがなくなったために伝わるようになり、膝蓋腱部に張力が加わり痛みを感じる場合があります。
からだが変わることで、使っていなかった筋肉を使うようになったり、力が加わっていなかったところに力が加わるようになったり、神経が刺激されたりします。そのようなときに痛みを感じることがあるのですが、大概は数日で和らぎます。和らぐのは新しいからだに慣れてくるということだと思うのですが、強い痛みが出ないよう一度に大きく変えないで、少しずつ変えるようにすることが大切ですね・・・私の反省です。
※膝蓋骨・・・いわゆる"膝のおさら"

『変わる』には時間がかかる

ボイタ法を繰り返し行い、徐々にいい状態を積み上げ、正しい筋肉の動きを自分のものにしていくわけですが、それにはある程度の時間がかかります。特に、脊柱は頭から骨盤までが全体で機能しますので、脊柱全体で整わなければならず、そのため時間がかかります。
継続が大切なのですが、【からだ相談室】での大人の方の施術の頻度としては、1週間に1回から始めて痛みや動きの不具合がある程度治ったら、2週間に1回、3週間に1回、4週間に1回と間隔を空けていき、問題がなければボイタ法の終了となります。その頃にはからだが『変わる』ということが、自分の中で当たり前になっていることと思います。

不具合をなくすことが目的

長く施術を継続していると、姿勢の話を多くするためか、どうしても姿勢のよし悪しや関節の状態に気持ちが行きがちになります。姿勢に左右差がなく、きれいな姿勢であることに越したことはないのですが、しかし施術を行う目的は、からだの不具合をなくすことです。
そのため、多少の左右差を残していても不具合がなくなっていれば、施術を終了することになります。中にはきれいな姿勢であることが目的の方もいらっしゃいますが、そこは個人の価値観ですので施術を続けることもあります。

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